ダウンライトの寸法:埋込穴・奥行き・固定方法
メーカーの条件に従い、本体、固定部材、ドライバーのための空間を確保します。新築では承認済み型番の図面がそろってから、最終的な開口を行います。2、3、4、5、6、8、10インチという呼称だけで、異なるブランドの開口寸法が同じとは考えません。交換対象となる LEDダウンライトでは、まず既設開口を測り、その後に正面の外観や消費電力を比較します。
サイズは単独で判断せず、取付け場所、天井高さ、部屋の面積、内装との関係で評価します。
- 10m²に100 mm、20m²に150 mmという例は見た目の目安であり、照明設計の規則ではありません。面積だけで直径は決まらず、光束、配光、配置する台数の計算が必要です。
- 天井が高い場合は別の配光や光束が必要になることがありますが、必ずしも外径を大きくする必要はありません。作業面での性能とまぶしさの抑制を確認してください。
- 外観の調和:見える直径と仕上げを、天井や家具のスケールに合わせます。こうした意匠上の判断も、照明性能と施工要件とあわせて確認します。
- 埋込形と、壁付け・直付け形を区別します。それぞれ固有の寸法と固定方法が必要であり、壁や天井という取付け場所だけでは適切なサイズは決まりません。

仕上げ後に開口や外周部を修正することを避けるため、関係者で事前確認を行います。サンプルを確認した後は完全な型番を記録します。新築では天井を開ける前に承認図を施工者へ渡し、交換では開口、天井厚さ、利用できる空間の写真と寸法を供給者へ送ります。
LEDダウンライトの開口寸法とは
トリムが穴を隠しても、換気や固定の条件が満たされたとは限りません。奥行き、対応する天井厚さ、電源部の空間を確認します。外径が10–20 mm大きい例や、トリム幅が6 mmしかない例からも、切断前の公差確認が重要と分かります。開口径は天井の穴、外径はそれを覆う正面部の寸法であり、別の寸法として扱います。
開口寸法と消費電力の参考表
| ダウンライトの呼びサイズ | 取付け開口 | 代表的な消費電力の例 | 用途の参考例 |
| 2 インチ | 55mm | 3-7W | 小さな廊下、収納、ショーケース。 |
| 2.5 インチ | 75-80mm | 5-10W | 小さな廊下、収納、ショーケース。 |
| 3 インチ | 85-100mm | 7-15W | 寝室、キッチン、オフィスの全般照明。 |
| 3.5 インチ | 90-100mm | 10-20W | 寝室、キッチン、オフィスの全般照明。 |
| 4 インチ | 110-130mm | 15-25W | リビング、小規模店舗、飲食店。 |
| 5 インチ | 140-150mm | 20-40W | リビング、小規模店舗、飲食店。 |
| 6 インチ | 160-180mm | 25W-50W | 小さな廊下、収納、ショーケース。 |
| 8 インチ | 190-205mm | 大きなロビー、ショッピングセンター、商業エリア。 | 空港、倉庫、産業施設。 |
型番ごとの図面と施工条件を確認し、サイズが同じでも他機種の消費電力を当てはめません。直径、許容電力、熱特性は設計によって変わるため、表は目安として使います。 特別な寸法が必要な場合は、開口寸法と必要な照明性能を提示し、対応案を検討します。
天井仕上げ後に測る項目
交換では、穴の直径、天井厚さ、天井裏の空き寸法を記録します。固定部と電源部へのアクセスが分かる写真も添えると便利です。供給者は正面写真だけから互換性を推測せず、器具全体の取付け条件を検討できます。
同じ開口を増やす前に保守方法を確認する
サンプルで本体をどう挿入し、保守時にドライバーをどう取り出すかを確認します。最終仕上げを外さなければ作業できない場合は、現場全体へ採用する前に把握してください。サイズ選びには穴を正しく覆うことだけでなく、照明を保守できることも含まれます。
説明書どおりに取り付け・保守でき、予定した仕上がりが得られる寸法を選びます。天井条件や型番を変える場合は、切断前に再確認してください。同じ型番で奥行き、開口、見える直径、ドライバーへのアクセスを照合します。インチ換算した寸法を施工テンプレートとして使用しないでください。
